猫の尿路下部の病気

猫の尿路下部の病気

猫の尿路下部の病気としては、猫下部尿路疾患(FLUTD)が最も多くみられます。これは、膀胱から尿道までの下部尿路に起こるさまざまな病気や症状の総称で、尿路結石(尿石症)、特発性膀胱炎、膀胱周辺の腫瘍、尿路感染症などが含まれます。猫下部尿路疾患の原因としては、水分摂取不足、食事の不適切、運動不足、肥満、ストレス、性別、年齢などが関係していると考えられています。猫下部尿路疾患の症状としては、トイレに行く回数が増える、オシッコが少ししか出ない、オシッコをするときに痛がってなく、血尿が出る、オシッコが濁る、トイレ以外の場所で粗相をする、落ち着きがなくなるなどがあります。猫下部尿路疾患は、尿道閉塞や急性腎不全などの命に関わる合併症を引き起こすことがあるので、早期に発見し、獣医師の指示に従って治療を受けさせることが大切です。