猫の不思議な行動や習性

猫はとても興味深い動物で、その行動には多くの理由があります。

例えば、以下のようなものがあります。

〇猫がゴロゴロと喉を鳴らすのは、嬉しい時や幸せな時だけではありません。恐怖を感じている時は低い音でゴロゴロと喉を鳴らします。これは助けを求めているのかもしれませんので、よく様子を見てあげましょう。

〇猫が高い場所に登りたがるのは、猫の本能であり、高い所にいれば外敵から身を守ることができ、獲物を見つけやすいからです。高い所で過ごすのは危なそうに見えますが、猫は平衡感覚に優れているため、高い場所は危ないというよりむしろ安全な場所なのです。

〇猫がわざわざ狭いところに入り込むのは、狭い場所は猫にとって安心できる場所だからです。猫の祖先は中東に生息するリビアヤマネコといわれ、砂漠の穴倉などで外敵から身を隠しながら、ネズミなどを捕って生活していたようです。

〇猫が飼い主に寄ってきて、足にスリスリすることは、飼い主に甘えているということもありますが、1番の理由は自分のニオイをつけることが目的です。猫の体には、フェロモンを分泌する臭腺(しゅうせん)がありますので、スリスリして自分のニオイをつけてマーキングしています。

 

世界にまつわる歴史的な出来事等

古代エジプトと猫の崇拝: 紀元前25世紀ごろの古代エジプトでは、猫は豊穣や愛情、母性、庇護の女神バストエと怯えて崇拝されてました。はミイラにされて特別な儀式が行われた。

〇ヨーロッパ中世と猫の迫害: 中世ヨーロッパでは、猫が魔女や悪魔と怖けられ、魔女狩りの一環として大規模な猫の殺害が行われました。この時期において、猫は邪悪の象徴とみなされており、特に黒猫は不吉なものとされていました。猫を焼く儀式や猫を投げる遊びなど、猫に対する残酷な行為が盛んに行われました。

〇猫の航海と世界の拡大: 航海時代において、船にはしばしば猫が同乗していました。これはネズミを対象としたもので、ネズミが船の楽しみを荒らすことを防ぐためでした。船に乗りたちにとっては猫は心の支えや幸運のお守りでもありました。 船で世界中を旅した猫たちは、各地で交配や野生化を繰り返し、多様な品種や特徴を持つようになりました。

〇猫の保護と近代的な猫番: 19世紀に入って、都市部でネズミの増加に対抗するため、猫は街の猫番として飼われるようになりました。また、動物愛護運動や動物保護団体も発展し始め、野良猫や保健所に選ばれた猫たちの保護や譲渡活動も行われるようになりました。

〇猫のショーとブリーディングの開始: 19世紀末から20世紀初頭にかけて、猫のショーとブリーディングが始まりました。これが純血種の猫の人気を高め、様々な種類の猫が登場する契機となりました。ショーでは美しさや健康さだけでなく、性格や気質も重視されるようになりました。

〇初の宇宙への猫の旅: 1963年10月18日、フランスの宇宙研究所が「C 151」と名付けられた猫を搭乗させ、宇宙に送り込みました。これは生命体が宇宙で生存できるかどうかを試す実験でした。猫は無事に地球に帰還し、その後も元気に暮らしました。 この猫は「フェリセット」という名前で知られており、宇宙に行った最初かつ唯一の猫として歴史に残っています。

〇猫の動画とインターネットの台頭: インターネットの普及とともに、猫のかわいい動画や写真が大流行し、猫はオンラインでのアイコンになりました。これが「猫動画」や「猫の日」などの現象を生み出しました。インターネット上では、猫はユーモアや癒しを提供する存在として人気を集めており、多くのファンやフォロワーを持っています。

〇ハロウィンと猫: ハロウィンでは、猫は魔女や魔法と関連付けされ、黒猫が特に幸運や幸運の象徴とされています。これは中世ヨーロッパでの猫への迫害の影響や、ケルト人の伝説などに由来。ハロウィンでは、猫の仮装や飾りがよく見られます。

〇猫のカフェの興隆: 近年、世界中で猫のカフェが人気を博しました。これは猫好きな人々がリラックスした環境で猫と触れ合うことができる施設です。猫のカフェでは、様々な種類や性格の猫たちは自由に遊んだり寝たりしており、お客様はそれを見たり撫でたりすることができます。

〇日本の「猫の島」: 日本には「猫の島」として知られる場所があります。 特に静かな島で、野良猫たちの島の住民や観光客に愛されています。人間よりも多くの猫が暮らしており、島全体がまるで巨大な猫カフェのようです。 島では、野良猫たちに餌をやったり避妊去勢手術をしたりする活動も行われています。

 

日本にも黒猫については、「13日の金曜日に黒猫を見ると不幸が起こる」「黒猫が前を通ると不幸が起こる」「黒猫をまたぐと不吉が起こる」
などといった、根も葉もない迷信がいくつもあります。

不吉な動物にあげられる黒猫ですが、イギリスでは黒猫は幸せのシンボル。「結婚する時に黒猫が横切ると幸せになる」とう言い伝えもあります。フランスでは、黒猫は『魔法の猫』とされ、餌を与え、敬意をもって接する飼い主に幸運をもたらすとされています。お隣の中国では、古来より黒猫は「幸運」と「」の象徴。日本でも、全身くまなく黒色の猫はカラスネコとも呼ばれます。真っ黒のカラスネコは、縁起のよい『福猫』として魔除けや幸運の象徴とされてきました。また、迷信ですが、江戸時代には、黒猫を飼うと労咳結核)が治ると言われたため、新選組沖田総司は、これを信じて黒い猫を飼っていたといわれています。他にも、京都のだん王寺に代表される黒い招き猫は、魔除け厄除けの意味を持つものです。おなじみのクロネコヤマトの黒猫は、母猫が子猫を口に加えて運ぶときのように優しく丁寧に物を運ぶという企業姿勢です。魔女の宅急便のジジも黒猫でしたね。

猫に関する興味深いトリビアや知られざる事実

猫の目の輝きの秘密: 猫の目の輝き夜に輝くのは、視力を高めるための特殊な反射層があるからです。

顔の模様の個性: 猫の鼻の模様は、指紋と同じように個体ごとに異なります。この模様を使って、猫を区別できることができます。

耳の動きと感情の表現: 猫の耳は、その気持ちを表現するのに使われます。 耳を前に向けると興奮していることを示し、横にすると不機嫌や不安を感じていることを示しました。

猫と健康の関係: 猫を飼うと、心臓発作や脳卒中のリスクが軽減すると言われています。また、猫と接触することでストレスも軽減されるそうです。

夢の中でおしゃべり: 猫は寝ている時小さな声で鳴くことがあります。これは夢の中で狩りをしているなど、夢遊病的な反応とされています。

温度感知の優れた鼻: 猫の鼻は非常に感知力があり、1度でも気温の変化を感じることができます。飼い主の体温の変化や周囲の温度の変化に敏感に反応します。

猫の「第六感」 : 猫は低い周波音や微弱な振動を感知することができ、地震の前兆を観測することがあると言われています。

独特な足跡のパターン: 猫の足の裏には、個体ごとに異なる模様があります。これはまるで指紋のようなもので、足跡から個体識別が可能です。

水を嫌う理由: 多くの猫が水が嫌いなのは、猫の被毛が水を含みやすく、乾くのに時間がかかるため濡れることを不快に感じるということです。

今週のお題「こぼしたもの」

今週のお題「こぼしたもの」猫が水やごはんをこぼす理由や対策について

猫が水やごはんをこぼす理由と対策

猫は可愛いけれど、水やごはんをこぼしてしまうことがありますよね。それはなぜなのでしょうか?そして、どうすれば防ぐことができるのでしょうか?今回は、猫が水やごはんをこぼす理由と対策についてご紹介します。

猫が水をこぼす理由

〇好奇心:猫は好奇心旺盛な動物です。水の動きや反射に興味を持って、水をかき回したり、飛ばしたりすることがあります。

〇新鮮さ:猫は新鮮な水を好みます。水が汚れていたり、古くなっていたりすると、飲みたくないと感じることがあります。その場合、水をこぼして新しい水を求めることがあります。

〇安全性:猫は自分の飲み物や食べ物に危険がないかどうか確認するために、水をこぼすことがあります。例えば、水入れが深かったり、暗かったりすると、中に何か入っていないか不安になることがあります。

〇愛情表現:猫は飼い主さんに愛情や信頼を示すために、水をこぼすことがあります。飼い主さんが水をこぼした時の反応を覚えていて、注目されたり、声をかけられたりすることを求めることがあります。

猫がごはんをこぼす理由

〇食器の形:猫は自分のヒゲや顔に触れるものを嫌います。食器が深かったり、小さかったりすると、ヒゲや顔が食器に当たって不快に感じることがあります。その場合、食器からごはんを出して食べることがあります。

〇食事量:猫は一度に多くの量を食べるよりも、少しずつ何回も食べる方が好きです。食器に多くのごはんが入っていると、食べきれないと感じることがあります。その場合、食器からごはんを出して残すことがあります。

〇保存方法:猫は新鮮なごはんを好みます。ごはんが乾燥していたり、冷えていたりすると、美味しくないと感じることがあります。その場合、食器からごはんを出して選別することがあります。

猫が水やごはんをこぼさないようにする対策

〇食器の選び方:猫が水やごはんをこぼす理由の一つに、食器の形が関係しています。猫にとって快適な食器を選ぶことが大切です。食器は、浅くて広く、ヒゲや顔が当たらないものがおすすめです。また、水入れは透明で明るいものが良いでしょう。

〇水やごはんの入れ替え:猫が水やごはんをこぼす理由の一つに、新鮮さが関係しています。猫にとって美味しい水やごはんを提供することが大切です。水やごはんは、こまめに入れ替えて清潔に保つようにしましょう。また、水やごはんは常温で与えるのが良いでしょう。

〇水やごはんの場所:猫が水やごはんをこぼす理由の一つに、安全性が関係しています。猫にとって安心できる場所を選ぶことが大切です。水やごはんの場所は、静かで落ち着いたところに設置しましょう。また、水入れと食器は離して置くと良いでしょう。

〇愛情表現の方法:猫が水やごはんをこぼす理由の一つに、愛情表現が関係しています。猫にとって十分な愛情を与えることが大切です。猫が水をこぼした時に反応しないようにしましょう。代わりに、猫が水をこぼさない時に褒めたり、撫でたりするようにしましょう。

 

猫の習慣についてお話しましょう。

猫の習慣についてお話しましょう。

猫はとても個性的な動物で、様々な行動やしぐさを見せます。それらには、猫の性格や生態、習性などが関係しています。猫の行動や癖を理解することで、猫とのコミュニケーションがより楽しくなりますよね。

例えば猫が良くする行動のひとつにスリスリがあります。これは猫が自分の匂いを相手に付けることで仲間意識を示したり安心感を得たりするためです。猫が飼い主さんにスリスリするときは、愛情表現や信頼の証とも言えますね。

また猫が前足を交互にぐーぱーして毛布などをこねるモミモミも良く見られる行動です。これは子猫の頃に母猫の乳首を刺激してミルクを出すために行っていた行動で幸せな気持ちや安心感を表します。猫が飼い主さんの膝の上でモミモミするときは、飼い主さんを母親のように思っているかもしれません。

猫特有の習慣に関する一部です。

 

猫との良好なコミュニケーションの考え方についてお話ししますね

猫との良好なコミュニケーションの考え方についてお話ししますね

猫はあなたと触れ合いたいと思ったら自分からかまってというサインを出します。そのため猫主導でコミュニケーションを取るのがベストです。猫はご存知の通りマイペースなので猫主導で始まった方が長く続くという研究結果もある様です。

また、猫は声のトーンにも敏感で、ゆっくりとした柔らかい少し高めの声が好みの様です。

大きな声や低い声威圧感のある声は苦手の様です。

これらを踏まえて良好なコミュニケーションの方法はこんな感じです。

〇猫からのかまってのサインを見逃さない

〇猫が逃げたりおびえたりしたら触れ合いをやめる

〇猫が嬉しい・機嫌が悪いしぐさや行動を覚える

〇声のトーンを柔らかくゆったりと高めにする

〇猫の目線に合わせて話しかける

〇猫の好きな場所や時間に触れ合う

〇猫の好きな遊びやおやつを用意する

猫とは何時までも仲良く暮らしたいものですね!

猫のコミュニケーションについて

猫のコミュニケーションについて

猫は耳を動かすことで、自分の気持ちや周囲の状況の情報収集をしたりしています。

猫の耳は27個もの筋肉で構成されており、片方ずつ180度あらゆる方向に動かすことができます。

その動きを見れば、猫の「わくわく」「イライラ」「恐怖」「幸福」などの気持ちが分るんです。

一般的に言われているどんな動きがどんな気持ちを表しているか6つほど紹介します。

〇あちこちにバタバタ動かす→不安な気持ちで警戒している。危険かどうか神経を集中させて判断している。

〇耳を立てて前に向ける→警戒している。興奮している。

〇後ろに寝かせて耳先だけ上に向ける→イライラしている。放っておいて欲しい。

〇横に寝かせている→安心してくつろいでいる。リラックスしている。

〇頭に付けるように後ろに寝かせる→怒っている。恐怖を感じている。

〇自然に前に向けいて全く動かさない→リラックスしている。自然体。

猫の耳の動きは、猫とあなたとのコミュニケーションの手がかりになります。

良く観察して気持ちをくみ取ってあげればもっと深~い絆が生まれますよ!